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ダンス ダンス ダンス★
忌野清志郎の「スローバラード」を聴いて次のダンス作品のタイトルはこれにしよう〜と車の中で決めた。 POWER of soul! イェィ〜Rock'n roll! 肉体を絞るような唸り声、天使の笑顔、鋭い言葉・・・POWER of soul♪ 見えない何かがリアルに伝わってくる -- 。 "ダンスってどぉ観るの?" とよく聞かれる。説明が必要だとも・・・。 このふたつはツラく、苦しい。 ある舞踊家のソロ公演を東京中野で見た時のこと。 無音の中で、じわじわとインクの染みが広がっていくように、照明が円を生み出している。彼女は何もせず、ただ座っていた。その何分間という時間は、まるで観客と彼女が対話をしているようだった。「こんにちは。」「お元気でしたか?」こんな感じの単純な日常会話―。暖かいリアルな時間を肌で感じた。幸福の瞬間であった。 今回の作品『スローバラード』ではダンサーの肉体の歌声を届けたい。 エントランスでのプレビュー版を経験し、私が今現在、決意して立っているクリエーションのスタンスです。ダンサーとの作業もこの一本道を選択しました。 Road to 「スローバラード」―狂おしいほどのダンスロード。 皆様とのこの瞬間、大切にそして烈しく、絶唱熱唱いたします。 2005.11 平松 み紀 ●ひらまつ みき 1968年生まれ。クラシックバレエを経て、85年、 黒沢美香&ダンサーズと出会い、即興中心の共同作業を行う。 その後ソロパフォーマンス活動を展開。95年より水戸芸術館における現代ダンス企画に参加、98年より専属舞踊家となる。 エルヴェ・ロブ振付の 日仏版・日仏米版『V.O.』 『からだの音楽』 『Origami』に出演するほか、 『彼女が靴をはいた』 『赤の家』 『moonflower』 『B-SIDE』等、自身が振付・出演する新作を発表。 また、水戸芸術館主催の水戸市民舞踊学校講師を開校以来務めるほか、02年東京学芸大学非常勤講師、04年より常磐短期大学非常勤講師を務める。 |
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スローバラード。
私の中で、小さくかすかに流れている音楽。 ときにはからだと記憶の奥底に沈み込んで、そのことさえ忘れてしまいそうになるけれど。 懐かしい声・匂い・景色や温度・ふと耳にする音楽とともに、ゆったりと、そして熱く、からだの表面に浮かび上がってくる。 私の外側の世界で、別のリズムを持ち合わせた人たちと出会う。近づき、遠ざかり、ぶつかり合い、混ざり合い、響き合う。改めて自分の中に様々な思いや熱を帯びたリズムがあるんだと、はっとする瞬間。私は自分を取り戻す。 いつからか、いつも私の中に流れているスローバラード。 どんな風に聞こえてくるだろう? 高橋 明子 ●たかはし あきこ 1975年桐生市生まれ。 筑波大学ダンス部を経て、クラシックバレエ、モダンダンス、即興などを経験。 様々なダンス・パフォーマンスに参加する。 99年より水戸市民舞踊学校に受講生として在籍、04年からACM劇場の専属舞踊家となる。 ACMダンス公演では『赤の家』『moonflower』『B-SIDE』(振付=平松み紀)に出演。 04年12月、水戸芸術館エントランスホールにて初の振付作品『kaleidoscope』を発表。 現在、水戸市民舞踊学校専任講師。04年より常磐短期大学非常勤講師。 |
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み紀さんから作品のタイトルを聞いた時の私の心の声。
『おっ、シブイ。なんかこう心にしみるって感じ。深みがあるねぇ。て、感心してる場合じゃないし。これってかなりむずかしいってこと?』 稽古が進む中、四苦八苦しつつも出てきた私なりの結論。 『リズミカルに動いてる時も、静止してる時も常に自分の中にベースとしてのスローバラードを流し続けてみよう。シブイオトナなダンスを目標に。』 金田 光代 ●かねた みつよ 身体表現の可能性を追求し、パントマイムを学ぶ。 その後、水戸市民舞踊学校に参加。ACMダンス公演『B-SIDE』、「エントランスで踊ってみる」シリーズなどに出演。 |
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静か。たゆたう。最も熱く。響く。向き合う。逃れる。入り浸る。
1人。 想う。さすらう。はちきれる。永遠。壮大。1人。時。流れ。立ち止まっているかのような。 錯覚。耳。刹那。沁みる。心。此処。他者。憧れ。記憶。からだ。日々。痛み。踊る。躍動。楽器。止まらない。止まっていない。集まる。つながる。音楽。うたう。 6人。 深澤 南土実 ●ふかさわ なつみ クラシックバレエを経て、99年より水戸市民舞踊学校に参加。 ACMダンス公演では『赤の家』『moonflower』『B-SIDE』に出演。 「エントランスで踊ってみる」シリーズにも多数出演。 |
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私にとってのスローバラード。
昨日まで・・・ オトナの香り。 もっと大人になったらちゃんと聴けるかなぁ。 まだ語るには早い? もうちょっと先の話。 今・・・ 知るコト。受け容れるコト。選ぶコト。捨てるコト。決断するコト。信じるコト。 dance やっと私の中にもスローバラードが聴こえてきた(かも?) いや、音は確実に鳴り始めている。 倉内 亜貴野 ●くらうち あきの クラシックバレエを経て、02年より水戸市民舞踊学校に参加。 ACMダンス公演『B-SIDE』、ACM劇場プロデュース公演『La Cucaracha ラ・クカラチャ -- ゴキブリの歌』に出演。 |
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私にとってのスローバラードとは、「水の流れる音と、心臓の鼓動のシンクロ」です。
それはおそらく、私がすごーく小さかった頃、母親のお腹の中で聞いていた音で、かすかに聞こえてくる外の世界の音と、絶え間なく聞こえてくる母の心臓の音が、トゥクントゥクンと三拍子を刻んでいて。 それを聞きながら、私は、大きなあくびをしたり、自分の心臓を一生懸命うごかしていたのだと思います。 小泉 文乃 ●こいずみ ぶんの バレエ、パントマイムなどを経て、05年より水戸市民舞踊学校に参加。 01年、ACM劇場のパントマイム公演『むかしむかしのことばなし 夕鶴』に出演。 |
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