ネッタマ nettama = 水戸芸術館音楽部門のネットワークする猫、 タマ のページへようこそ!
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2冊の「自伝」(後編)

タマ 「みなさん、ネッタマネット、ご覧いただけましたか。さっそくのご投稿ありがとうございます。 第1号はミト・デラルコ演奏会の感想をお寄せくださった "芝八" さんでしたー。パチパチ」

担当Y 「先生、先々月僕のことを "TV ショッピングじゃないんだから" って言いませんでしたっけ」

タマ「できますれば vivo のPDFファイルもお試しいただきたく... 表紙の色をはじめ、さりげない細部の違いにつきましては目下前向きに検討中でありまして... 」

Y 「 "こんどは国会答弁かい" って言っていいですか。なんかやましいところがあるみたいですね。マジック・ワードを言いましょうか... プルースト」

タマ 「

Y 「失われた... 」

タマ 「
Y 「面白い、面白すぎる。楳図マンガの主人公かいあんたは。にしてもなんですか先月号のネッタマの失態は。 まったく、ぬわーにが "こうした手法はプルーストの小説『失われた道を求めて』を思い出させる" ですか。」

タマ 「いや、10代のころ読んだ井上ひさしの『吉里吉里人』の中にそういうタイトルのパロディ小説が出てきてね... そっちが先に記憶に刷り込まれてしまってつい間違えるんだよ、アヒルの赤ちゃんのようにな」

Y 「弁解しないように。そういうのを "生兵法は下痢の元" っていうんです」

タマ 「 "ケガの元" だと思うが」

Y 「(無視して)あのあと急遽訂正シールを印刷してもらったりDM封入アルバイトの方々に不眠不休でがんばってもらったり、まったくどれだけの人に迷惑がかかったと思ってるんですか」

タマ 「君だって編集長だろ、気づけよ。だいたい不眠不休ってなんなんだよ」



タマ&Y 「ああっその声は、1年半ぶりに登場する推定107歳、カラスの... 」

雁九郎 「(カメラ目線になって)忘れちゃった読者の皆さんは2001年 1 & 2月号の "ネッタマ" 読んでねさてと... えへん、見苦しい、見苦しすぎるのう」

タマ 「くりかえさなくていいから」

雁 「くりかえしたくもなるわ愚か者めらが。自らの失敗を素直に認めてこその前進であろうが。畑中良輔『音楽少年誕生物語』(音楽之友社)でも読めい」

Y 「そういう前振りでしたか」

雁 「邦楽に囲まれて育った幼年時代を経て、足踏みオルガンに熱中し、やがて関谷敏子のソプラノや<ウィリアム・テル序曲>のSP盤によって洋楽への興味抑えがたく高まってゆく... 将来に悩みつつ音楽家への道を進むと決めたはいいが、決意を語った教師に「君が上野(東京音楽学校、現・東京芸術大学)を受けるって? ははは、は。やめ給えやめ給え」と嘲笑される。しかしその笑い声によって少年畑中良輔打ちひしがれるかと思いきや、ああなんという健気さ、なんという不撓不屈の意志、憤然と湧きおこる反抗と意地の力に突き動かされ、蛍雪の功積み重ね、ついにめでたく東京音楽学校の門をくぐるに至る、その波瀾万丈の1年間を血湧き肉踊る筆致と巧まざるヒューモアとでつづりし物語、これこそが『音楽少年誕生物語』なので有ります。 ベベン(口三味線)。さて、受験のために上京した畑中少年、はじめにくぐりしは巣鴨の... 」

Y 「誰か止めてくれー」

タマ 「師匠、師匠、講談調も結構なんですが、どういうところが我々にとってだいじなのでしょう」

雁九郎 「ん?ああ(我に返って)... これからが名調子なんだがな... 。まあ要するに、この本は "失敗" も含めて、 "出会うこと、決断することの勇気" に満ちているのじゃ。 人生って奴は、どんなに逃げようとしても、何かに出会うことから避けることはできない。 それは人や事件かもしれないし、自らの心そのものかもしれない。 そしてその度にどうするか、決断しなくてはならないのじゃ。 たとえそのときの決断が失敗であっても、決断した自分を許し、失敗から何かを学びながら進む限り、それは最後には「失敗」でなくなるんだ。 東京に出てきた畑中少年の失敗譚の数々、すごいぞ。初めての声楽レッスンで訪問した先生のお宅で、令嬢たちの前で石炭ストーヴの詰まりを取り除こうとして部屋中灰だらけにしたり、憧れの握り寿司を食べようとして入った店が東京でも最高級の「おけい寿司」だったり... そんな恥ずかしいトラウマの数々を、臨場感豊かにつづって読者を楽しませる著者の度量の広さよ。 それにそんな "事件" とは比べ物にならないくらい、受験勉強は苦しく情けないことばかりだったろう。しかしそれを乗り越え、 "音楽少年" 畑中良輔は誕生した。 そして、この物語はまだ終わらない。雑誌『音楽の友』でまだまだ続いている。 音楽青年、そして音楽家・畑中良輔の誕生を我々は見るだろう。 そしてまた著者も80歳を超えて、まだまだ前進しつづけているのじゃ。わしもそうじゃ。 今日はNHKの『フランス語会話』で仲根かすみちゃんを見るのじゃ!じゅてーむ!」

タマ 「あんたのは "前進" じゃなくて "煩悩" です!」



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こんにちは、ミロと申します。
水戸芸術館のご近所に住んでいます。
いろいろ気になることがあるのですが、ご近所に住んでいながら、
なかなかお尋ねする機会はなく、このコーナーなら気楽にメール
させていただけそうなので、とても期待しています。
webstaff@arttowermito.or.jp 宛にも何度かメールを出させて
いただき、もちろんお返事もすぐにいただいたのですけど、
あちらの方々はなるほどお返事のプロって感じのお返事だから、
中村さんの今日のお昼ご飯は何だったのですか、なんて、
ちょっと尋ねられないじゃないですか。
(カツ丼系が多かったそうですが、健康を考えて
天丼系に変えたけれども、「変わらないじゃないか」と
周囲から言われているそうです 2002年 4月18日現在)
日記がわりに毎日メールさせていただきます。楽しみ!
よろしくお願いします。



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