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Cembalissimo!
曽根麻矢子&中野振一郎 チェンバロ・デュオ・リサイタル
曽根麻矢子と中野振一郎。
チェンバロを愛する人すべてが、
待ち望んでいた出会い。
歌う。語る。はじける。笑う。休むことなく駆け回るかと思うと、
深い瞑想に身をしずめる。きゃしゃな身体から、
まぶしい音の宝石をあたり一面にふりまいてゆく鍵盤楽器、チェンバロ。
その優雅な身のこなしに心がざわめいたら、あとは魅せられるしかない。
そんなチェンバロ2台が舞台上で出会ったら、どんな物語がはじまるのだろう?
しかも弾き手は曽根麻矢子と中野振一郎という、当代きっての名手ふたり。
同門に学び、それぞれチェンバロをこの上なく魅惑的に輝かせてきたふたりが、
初めての本格的なデュオ・リサイタルを水戸芸術館でおこなう。
それだけで、すでに胸おどる物語の幕開けであることは間違いない。
軽快に走り抜けるJ.C. バッハ、少しかしこまったクレープス、
ロココな味わいのA-L. クープラン。
バロックと古典派の狭間を生きた音楽家たちが仕掛けた2台チェンバロの対話を楽しみ、
ふたりのソロを楽しみながら、コンサートは大バッハの名曲へとたどりつく。
ふたつの楽器が競い合うようにクライマックスへと向かう至高のフーガがはじまった瞬間、
きっと私たちは心の中で快哉を叫んでいることだろう。
Cembalissimo!
2000年12月10日(日)13:30開場 14:00開演
会場: 水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定): A席3,000円・B席2,000円
チケット発売: 10月1日(日)
第1部
J.C. バッハ: 2台のチェンバロのためのソナタ ト長調
J.L. クレープス: 2台のチェンバロのための協奏曲 イ短調
A. フォルクレ: 組曲 第5番 ハ短調(曽根麻矢子ソロ)
A-L. クープラン: 四重奏曲 変ホ長調
第2部
J.S. バッハ: パルティータ 第4番 ニ長調(中野振一郎ソロ)
J.S. バッハ: 2台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV1061a
曽根 麻矢子(チェンバロ) Mayako Sone, Cembalo
東京生まれ。玉川学園、桐朋学園大学附属子供のための音楽教室、
桐朋学園大学附属高等学校卒業。在学中よりチェンバロに興味を抱き、
鍋島元子に師事。83年より通奏低音奏者として演奏活動を開始。
86年、ブリュージュ国際チェンバロ・コンクールに入賞。
同コンクールの審査員だったスコット・ロスの勧めにより指導を受ける。
90年よりパリに拠点を移し、
シュロモ・ミンツ指揮イスラエル室内管弦楽団のチェンバロ奏者として各地で演奏旅行を行う。
91年にはフランス・エラート社の名プロデューサー、
ミシェル・ガルサンにその実力を認められ、
日本人として初のエラート社専属アーティストとして同社からデビューCD「J.S.バッハ:イギリス組曲」を、
93年には恩師スコット・ロスの偉業「D.スカルラッティ:ソナタ大全集(555曲)」の追加録音プロジェクト「情熱のファンダンゴ―D.スカルラッティ:知られざるソナタ」を録音。
その後も「シネマ=チェンバロ」(94)、
「ジュ・レーム―チェンバロに恋して」(97)、
「ゴルトベルク」(99)、
「フランス組曲」(00)、と順調に録音を発表、いずれも好評を博している。
現在は、ヨーロッパや日本を舞台に数多くのソロ・リサイタルや協奏曲のソリスト出演など活発な演奏活動を行うほか、
演奏のみならずプロデュース、作曲等も手がけている。
また95年1月から雑誌「DIME」にエッセイ連載を行い、
97年には初のエッセイ集「いきなりパリジェンヌ」(小学館)を発表するなど、
多才ぶりを発揮している。
96年、第6回出光音楽賞をチェンバリストとして初めて受賞。
また97年には飛騨古川音楽大賞奨励賞を受賞している。
水戸芸術館には初登場となる。
中野 振一郎(チェンバロ) Shin-ichiro Nakano, Cembalo
1964年京都生まれ。86年桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)を卒業。
90年、4夜連続リサイタル「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」において、
作品の時代や様式、地域に応じて楽器と調律法を変えるというユニークな試みに挑戦、
「大阪文化祭金賞」など数々の賞に輝いた。
91年にはフランスの「ヴェルサイユ古楽フェスティヴァル」でケネス・ギルバートやボブ・ファン・アスペレンらと並んで「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれたほか、
ロンドンでバロック・ヴァイオリンの名手サイモン・スタンデイジとのデュオ、
ソロ・リサイタル、BBCへの放送録音などを行う。
92年にはアメリカのバークレー古楽フェスティヴァルで最年少のソリストとして演奏。
翌年にはロンドンのウィグモア・ホールにデビュー、
大成功を収める。94年東京で「チェンバロ三夜物語」を開き、
その豊かな表現力と企画力が高く評価された。
その後も95年の日経ホールにおける「ワークショップ・オブ・ミュージック」シリーズの3回のリサイタルなど、
数多くのリサイタル、アンサンブル活動を通じ、
日本を代表するチェンバリストとしての地位を確固たるものにしている。
録音もフレスコバルディ、クープラン、バッハ、ハイドンなど数多く、
ヒストリカルとモダンの2台のチェンバロを用いた新譜「ゴルトベルク変奏曲」は絶賛を博している。
日本テレマン協会ミュージック・ディレクター。
関西芸術大賞・シルバー賞、村松賞、96年度文化庁芸術祭新人賞をはじめとする数多くの賞に輝く。
水戸芸術館には97年、「須川展也サクソフォーン・リサイタル」に共演者として出演。
1曲だけ弾いたソロ、ロワイエ<スキタイ人の行進>の名演は鮮烈な印象を残した。
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