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ソリストとして、また練達の室内楽奏者として活躍するすぐれた演奏家たちが一同に会してアンサンブルを組んだら、どんなにすばらしいだろう…
ATMアンサンブルは、そんな夢を実現するグループ。
1990年、水戸芸術館の専属アンサンブルとして結成されて以来、
豊かな音楽性によって、室内楽の魅力をわたしたちに伝え続けている。
また編成の柔軟性も魅力で、ゲストを加えれば二重奏(ヴァイオリンやチェロのデュオ・ソナタ)
から八重奏(弦楽八重奏曲など)まで、室内楽のほとんどのレパートリーを演奏できると言って過言ではない。
このようなアンサンブルの特性を生かして、ATMアンサンブルはユニークで洗練されたプログラムの演奏会を数多く行なってきた。
これまで13回の演奏会を水戸芸術館で行なってきたが、中でもドビュッシー、ルセル、ラヴェル、
フォーレらの作品で構成したフランス近代音楽プログラム(第6回演奏会、92年12月15日。
ゲスト吉野直子、佐久間由美子、山本正治)、ヴァレンタイン・デーにちなんだ、
シューマン、ブラームス、ドヴォジャークらの「愛」をモティーフにした作品によるプログラム(第8回演奏会、94年2月14日。ゲスト:伊藤 恵)、
シューベルト後期の室内楽によるプログラム(第12回演奏会、2月16日。ゲスト:弘中 孝)など、大きな反響を呼んでいる。共演したゲストは
この他にも、前橋汀子、藤井一興、横山幸雄、若林 顕、花房晴美など数多い。
98年3月6日に行われる第14回演奏会ではギタリスト福田進一を迎えたプログラムを予定している。
ATMアンサンブルの、室内楽の新たな愉しみと可能性を追求する旅は、これからも果てしなく続く。
原田 幸一郎 はらだ こういちろう(ヴァイオリン)
1969年に東京クヮルテットを結成、12年間第1ヴァイオリンを務めるなど、
常に日本の室内楽をリードしてきた一人。
現在も、室内楽シリーズNADA(ナーダ)など積極的に室内楽に取り組む一方、
桐朋学園大学教授、アスペン音楽祭の教授など教育者としても活躍している。
また近年は指揮者として、新日本フィルハーモニー交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ などを振って高い評価を集めている。
加藤 知子 かとう ともこ(ヴァイオリン)
1982年チャイコフスキー国際音楽コンクールに第2位入賞し国際的な注目を集めて以来、
ソリスト、室内楽奏者として活躍を続けている。CDもクライスラー、フランク、イザイなど数多くの作品を発表、絶賛を受けている。
リリア・アンサンブル、アンサンブル・エコーなどのグループのメンバーとして、室内楽にも積極的に取り組んでいる。
小林 美恵 こばやし みえ(ヴァイオリン)
1988年シュポア国際コンクール第2位入賞、90年には第22回ロン・ティボー国際音楽コンクールで日本人として初優勝を果たすなど、
若手を代表するヴァイオリニストの一人として活躍している。
水戸芸術館では91年4月にソロ・リサイタルを行っている。
94年から95年にかけてはカザルスホールでリサイタル・シリーズを行い、絶賛を博した。現在までに3枚のCDを発表している。
豊嶋 泰嗣 とよしま やすし(ヴィオラ)
ソリストとして、またハレー・ストリング・カルテットをはじめ多くのアンサンブルで活躍しているヴァイオリン・ヴィオラ奏者。
1991年、自ら企画した協奏曲のリサイタルによって芸術選奨文部大臣賞を受賞。
その後も、リサイタルに、レコーディングに意欲的な活動を展開している。
上村 昇 かみむら のぼる(チェロ)
1977年カサド国際チェロ・コンクールに優勝。ヨーロッパの諸都市で演奏会を行い、好評を博す。
86年にはバッハ〈無伴奏チェロ組曲〉全曲演奏会を東京、京都で開催、大成功をおさめる。
また、バッハ〈無伴奏チェロ組曲〉、小品集〈ノー・タイトル〉、ブラームス〈チェロ・ソナタ集〉などのCDによって高い評価を得ている。
毛利 伯郎 もうり はくろう(チェロ)
ジュリアード音楽院在学中から、ニューヨークで演奏活動を開始。
ワシントンD.C.ケネディセンターのシアター・チェンバー・プレイヤーズ、
シークリフ・チェンバー・プレイヤーズ、カンティレナ・ピアノ・カルテットなど多く
のアンサンブルのメンバーとして活躍。85年帰国してからは読売日本交響楽
団のソロ・チェリストとして、また、東京ピアノ・トリオ桐五重奏団、
NADAなどのアンサンブルに参加して活躍している。桐朋学園大学助教授。
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