お問い合わせ:
webstaff@arttowermito.or.jp
Phone: 029-227-8111
for accordion (1999) 原田 敬子
「AIR-呼吸-循環」 アコーディオンという楽器から連想されたこれらは、
の主要なテーマとなっている。
私は音楽を実現するための媒体として、<人間が意志を持ってリアルタイムで演奏する>という手段を意識的に選択してきた。
今日のコンピューター時代には殆ど無縁な原始的手段だ。
よって私は常に、人間から、そしてその楽器や声から逃れることはできない。
むしろその可能性を信じ、広げてゆきたいと思っている。
シリーズの第2作目になる
では、
奏者の、演奏に際する 内的状況をヴァリエーションし、
激しいコントラストによって構成した。
内的状況とは感情の変化ではなく、呼吸のリズム・音価の数え方などといった実際的なことを指している。
慣習的では無い方法を、意識的に音楽に内在させている。
これによって奏者自身が、今までとは違う新しい何かを感覚すること、
そこで初めて音楽そのものが新しく響く可能性を持つ。
私達は音を視ることができない。
しかし音の媒体である奏者自身がその瞬間を、確信を持って<音楽>としようとする時、
私達は<みえる>ということよりも強い存在を感覚するのではないだろうか。
創り手のこのような意図は、しかし、Stefan Hussongという音楽家の演奏そのものによって充分に<音楽>へと異化され、
生かされるだろう。
彼に向き合い、その音に心を澄ませば、もはや私の言葉など不要であろう。
Ministerium fur Wissenschaft, Forschung und Kunst Baden-Wurttemberg (Germany)委嘱作品、
1999年 3月13日(土)、水戸芸術館コンサートホールATMにて世界初演
Copyright (C)1999 ART TOWER MITO. All Rights Reserved. Created by TK.
Mail to: webstaff@arttowermito.or.jp