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水戸芸術館開館10周年記念事業 10TH ANNIVERSARY, ART TOWER MITO

日本の歌・この100年 (全5回)
I-3
 歌曲のながれ ―そして現代へ―

2000年10月28日(土)15:30開場・16:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定): A席3,500円・B席2,500円
シリーズ5回連続券(水戸芸術館のみの発売):A席15,000円 完売御礼

企画・構成・司会:畑中良輔

出演
瀬山 詠子(ソプラノ)
小泉 惠子(ソプラノ)
志村 年子(メゾ・ソプラノ)
平野 忠彦(バリトン)
塚田 佳男(ピアノ)

協力: 音楽之友社事業部

プログラム

第一章 新しい日本歌曲の創造 中田喜直
歌曲集<六つの子供の歌>
さくら横ちょう、悲しくなったときは、サルビア、霧と話した、木兎、結婚、甃のうへ、雪の降る街を
第二章 同時代・歌のアルバム
爽やかな五月に、さびしき野辺、冬の日、きつね、天の川、さくら横ちょう、花林、小さな家
第三章 戦後歌曲の定着に力を注いだ 團 伊玖磨
歌曲集<五つの断章>
ひぐらし、紫陽花、旅上、はる、藤の花、春の鳥
第四章 同時代・歌のアルバム
しぐれに寄する抒情、ふるみち、サッちゃん、九月・黒い蝶、十月・秋なので、死霊の歌、歓喜の歌、ある種のバガテル、誰があかりを消すのだろう、ほおずき、五月、オオカミの大しくじり



私たちの時代が生んだ、多彩な歌の花園へようこそ
新しくもどこか懐かしい、心温まる歌の数々が待っています

<歌曲のながれ>最終回は、「継承期」の橋本国彦、平井康三郎たちのあとを受け、 日本歌曲山脈がどのように私たちの時代へと連なってきたかを聴くプログラムです。 戦後、新鮮な魅力に溢れた歌が続々と誕生しています。 まず、中田喜直の歌曲なくして現代の歌は語れないでしょう。一方、團伊玖磨歌曲の構築力豊かな世界は、 その交響的な音の営みの中に、日本の歌へのゆるぎない想念の確かな手応えを感じさせます。 また、同時代のさまざまの作曲家による多彩な歌の花園は、"いま"という20世紀最後の《白鳥の歌》として、 日本歌曲が望み得る最高の歌手たちにより皆様をお待ちしているのです。

畑中良輔(水戸芸術館音楽部門芸術総監督)



瀬山 詠子 (せやま・えいこ) ソプラノ
<フィガロの結婚>でデビュー。以降、数多くのリサイタル、オペラに出演。 1991年の「瀬山詠子+三善晃」リサイタル、97年の東京芸術大学退官記念リサイタルは各方面より絶賛を得た。 日本歌曲の普及においては先達といえるソプラノで、特に現代作品の分野では欠くことのできない存在となっている。 オーケストラとの共演も数多い。75年度文化庁芸術祭賞、92年度京都音楽賞、93年紫綬褒章、 98年第7回朝日現代音楽賞など、受賞(受章)多数。東京芸術大学名誉教授。

小泉 惠子 (こいずみ・けいこ) ソプラノ
東京芸術大学卒業。同大学院修士課程修了。畑中良輔、三浦智津子に師事。 1990年第1回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、山田耕筰賞、木下記年金メダル受賞。 97年サンクトペテルブルクにてオブラスツォワとのジョイントリサイタルに出演。 2000年5月東京室内歌劇場公演カヴァリエリ〈魂と肉体の劇〉(魂役)に出演。 日本歌曲の歌唱にも定評があり、大中恩、菅野浩和、遠山裕などの作曲家から初演依頼や献呈を受けている。 青の会会員、聖徳大学人文学部専任講師。

志村 年子 (しむら・としこ) メゾ・ソプラノ
桐朋学園大学声楽科卒業。畑中良輔、畑中更予に師事。フランクフルト国立音楽大学卒業。 二期会<ホフマン物語>でオペラ・デビューの後、<ヴァルキューレ><さまよえるオランダ人><魔笛>などに出演し好評を博す。 1977年第5回ウィンナーワルド・オペラ賞受賞。また、オラトリオ、ドイツ歌曲、日本歌曲の歌唱でも高い評価を得ている。 古典から現代に至る数多くのレパートリーを持ち、高音から低音に至る広い音域と美声、深い音楽性を持つわが国を代表するメゾ・ソプラノである。二期会会員。

平野忠彦 (ひらの・ただひこ) バリトン
東京芸術大学卒業、同大学院修了。畑中良輔に師事。 在学中に<フィガロの結婚>タイトルロールでデビュー。1976年第4回ウィンナーワルド・オペラ大賞受賞。 デビュー以来、オペラ歌手生活35周年を迎え、<タンホイザー><三文オペラ><ひかりごけ><さんせう太夫>など主演したオペラは数え切れない。 わが国を代表する声楽家の1人である。最近は指揮者、演出家としても活躍している。 東京芸術大学教授、神戸山手短期大学特別教授、二期会理事、ニューオペラシアター神戸音楽監督、東京室内歌劇場顧問。 スタジオMIT所属。

塚田 佳男 (つかだ・よしお) ピアノ
東京芸術大学卒業。歌曲伴奏法を小林道夫に師事。1975年から77年までドイツ・デトモルトに留学し、ピアノとオルガン、伴奏法に磨きをかける。日本歌曲の研究・解釈・伴奏においてめざましい活躍を続けているピアニストで、豊富な音楽性とピアノの音色を活かして表現する歌心には定評がある。93〜97年の音楽之友社主催「シリーズ日本歌曲の歩みと調べ」では全曲の伴奏はもとより、畑中良輔とともに企画構成に携わり高い評価を得た。日本演奏家連盟、東京室内歌劇場会員。



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