「はじめてUNIXで仕事をする人が読む本」著者インタビュー

2014年3月25日にKADOKAWAより発売になった、株式会社創夢編「はじめてUNIXで仕事をする人が読む本 」の著者である、koさん、kimotoさん、inajimaさんにインタビューしました。

インタビュアーはyukiです。

左からko, inajima, kimoto

左から ko, inajima, kimoto

普通の会社で普通にUNIXを使う人はどうやってUNIXを覚えるのか?

yuki この本は、もともとは創夢の新人研修用のテキストだったとのことですが、書籍として出版することになった経緯を教えてください。

kimoto はい、いいだしっぺのkimotoです。動機になったきっかけはいくつかあります。

創夢では、4月入社の新入社員研修を、技術系の社員が20数名、入れ代わり立ち代わり講師となってさまざまな角度からレクチャーしているのですが、2012年の4月から僕が研修担当のマネージャになって、新入社員研修のあり方について考える立場になったんです。

創夢はUNIXをメインに仕事をしているということで、他にはない「珍しい会社」という立ち位置でいますが、他の会社の方と仕事をしてみると、実際はUNIXを使って仕事をされる方も普通にいますし、当然ですがそういうところには新入社員も入ってくる。表舞台に出てくる尖った種類の人だけではなくて、普通の会社で普通にUNIXを使って仕事をしている人もたくさんいるんだということが分かってきました。

それともう一つ、前々から「最近、大学でちゃんとUNIXを教えていないんじゃないか?」ということも感じていました。10数年前に大学生だった自分くらいの世代が当たり前に授業で受けてきた、UNIXの使い方のノウハウや知識や経験っていうのと、今大学でやっていることはどうも差があるのではないか。仕事の現場と教育現場でやっていることのギャップは、10数年前と比べて大きくなってきているのではないかと思っていました。

創夢で新人研修としてやっている内容は、新人でもこのくらいは出来てほしいよね、という内容で、これは他の会社でも共通するのではないかと思ったんです。この、創夢の新人に要求したいレベルの内容を書籍という形で日本中のUNIX業界のみんなで共有できればよいのではないかと思ったのがきっかけです。

新人研修のテキストが書籍になるまで

yuki そこから書籍として出版されるまでに、いろいろな紆余曲折があったとお聞きしました。

kimoto 僕が新人研修担当マネージャになった最初の年(2012年)には、翌年4月に研修の対象となる新入社員が入らなかったんです。これまでは、毎年、新人研修の講師として技術系社員から何人か選抜して、新人研修テキストの更新をしていたので、それを引き継ぐ形で書籍を執筆できないかと考えて、2012年10月頃から企画をスタートさせました。

yuki つまり、通常の新人研修テキストを改定するようなイメージで始めたんですね。

kimoto 僕としては、毎年やっているのと同じようなつもりでやればちゃんとできるんじゃないかなと思っていたのですが、結構みんな構えてしまって、書籍を出すのはすごく大変なことなんじゃないかと思ったのか、結果的に原稿の集まり具合がよくなかったんです。

yuki なるほど。

kimoto 協力してもらった社員は20数名と結構な人数いたんですが、一人ひとりの書籍に対する考え方がバラバラだったので、それをどうまとめるかが大変でした。

あと、本業の仕事もそれぞれが忙しかったりして、結局、例年通りとはいかず、2013年1月に一旦仕切りなおすことにしたんです。

ko 関わる人数も絞り込んで、少数精鋭でやり直すことにして。

kimoto 2013年1月以降も、なんだかんだといろいろ忙しくてなかなか手が付けられず、スナップショットを提出したままになっていたのですが、2013年の9月頃になって「原稿どうなってましたっけ?」と、編集さんから連絡が来て…(笑)

inajima そこから、KADOKAWAの方と再度打ち合わせをして、もう一度改めて動こうということになったんです。

kimoto 放置していた半年くらいの間に、少しずつでも手直しできていればよかったんですが、結局は後回しになってしまっていて、最後は時間との戦いでした。

2003年から続く新人研修プロジェクトの集大成

yuki この書籍の特徴を教えてください。

ロクロ、ではなくドクロを回すkimoto

ロクロ、ではなくドクロを回すkimoto

kimoto OSのインストールといった、本当の導入部分は外してあるのが特徴的なところかな。

大学の講義でインストールとか環境は大学で作ってくれていて、さあ、ここにあなたのマシンがあります、ログインしてください、ログインすればUNIXを使えるようになっていますよ、という感じをイメージして作ってあります。

inajima もともとうちで使っている新人研修のテキストをベースにしているので、新人に最低限知っていて欲しい内容が網羅されているところですかね。

細かいところは書き換わっているけど、おおまかなところで必要だと思う要素はあまり変わっていないので、章立てとかは昔に書かれたテキストのままの部分が多いです。

そういえば、今の創夢の新人研修テキストっていつごろ作られたんでしたっけ?

kimoto 2004年くらいかな。10年前ですね。

ko 2003年から元のテキストはあるかも。テーマごとにバラバラのテキストだったりするけど。

kimoto 2003年ってやたら難しい課題が出てたんじゃなかったかな?

ko 課題もあるけど、講義の資料も残ってるね。テーマごとに全部バラバラのテキストになってる。

kimoto 僕が2003年に入社したとき、入社してすぐ休職しちゃったんですけど(笑)、やたら難しい課題がいっぱい出てくる研修で、社内のメールだけは読める環境だったので、「なんか面白いことやってるな、この人たち」と思って見ていた記憶があります。

本当は、2003年レベルの課題を最近の人たちにもやらせたいんですよ。パイプでコマンド書いてどうこうしましょうってところから、デバドラ書きましょうという課題まで並んでるんですよ。

inajima デバドラ書きましょうっていったって何を書くんですか?

kimoto いや、何でもいいんじゃないですか?昔と違ってデバドラ書くの楽ですよ(笑)

ko C言語で書かれたプログラムのオブジェクトファイルから、逆コンパイルして元のCのソースを復元せよという課題もあった(笑)

デバドラっていうのは、write()で書いたデータをread()で読み出せる仮想FIFOドライバを作れ、という課題だな。新人に書かせるものじゃないかもしれないけど(笑)

inajima あー、それくらいならできるかも…(笑)

kimoto 課題の説明の中で、「この課題を2週間でできる人は創夢にいないので安心していいよ」と言われて「たしかに2週間ではできない」と思ってました。

負けじとドクロを回すinajima

負けじとドクロを回すinajima

inajima (笑)まあ、そうやって、2004年くらいにつくられたものをずっと毎年メンテナンスしつつ使ってきたものなので、それなりにいろんな人の目に触れているものだし、最近で新しく書籍を出すとなると、これはこんなに便利なんだとか、こんなにリッチな機能がいっぱいあるんですよ、という内容になりそうなんだけど、これは原文が古いものなので、低機能のものを組み合わせてどう使うのかという雰囲気が残っているのが特徴的かなと思います。

ko 元のテキストは踏襲しているけど、抜けは結構あるかな。

kimoto せっかく本にするんだから、これも書きたい、あれも入れておきたいといって目次は増やしたんだけど、結局足りないところが足されないままになってしまったのがちょっと心残りかな。目次を増やした段階ではかなり幅広く網羅していて、これをやっておけば仕事をする上での1年目としては十分な知識がつくだろうというところまでになっていただけに、書き足せなかった残り3割も行きたかったなぁ。

はじめてUNIXで仕事をする人ってどんな人?

yuki ベタな質問ですが(笑)どんな人に読んでほしいですか?

ko タイトル通り、はじめてUNIXで仕事をする人に読んで欲しいし、これを読んだくらいの状態でUNIXの仕事を始めて欲しいと思っているところではありますが、実際にはじめてUNIXで仕事をする人が読んだという情報は伝わってこなくて、たくさんUNIXで仕事をしている人が読んだという話しか聞かないので、本当にどういう人が読んでくれているかはわからない。たくさんUNIXで仕事をしている人しか書評を書いてくれてないんだよね(笑)

yuki タイトル通り、はじめてUNIXで仕事をする人に読んでほしいぞと。

ko 逆に、はじめてUNIXで仕事をする人ってどんな人なんだろう?どういう会社でどういう職種に就くような人が該当するのかな、というのが気になっていて。Android系の仕事をする人が対象に入るのかもしれないし、Androidをやる人がUNIXで仕事をしているのか?っていうとそれはちょっと微妙なところでもあって、そういう人に読んでもらって役に立つのかというのが難しいところかなと思いますね。普通にUNIXで開発をするという仕事に就く人がどれくらいいるのかなっていうのが難しいと思います。

kimoto ある客先と仕事をした時に、そこでは入社して2~3年目くらいの人は普通にUNIXで仕事しているし、UNIXできないと仕事にならないんだけど、そのあとすぐに上流(工程)に行っちゃうからUNIXで仕事をし続ける人っていうのはどれくらいいるかなあ?あとはSIerの人たちもまるっきりUNIXのオペレーションを知らないと火を噴くんじゃないかなぁ。

ko 実際コードを書いている人がどれくらいいるのかというのはすごく気になる。

自分が書いていたネットワーク系のところは、オペレーションというよりはキーワードと概念が伝わる方が役に立つかなと思って書いてたんだよね。

inajima 開発系のところは割とオペレーションの記述も多くてチュートリアル的だったりしますけどね。

ko はじめてUNIXで仕事をする人でも、開発をする人だったら、開発ツールの使い方は知っておいてほしいけど、ネットワークのところは概念を押さえておいてもらえばいいという切り分けがあると思うので…。

kimoto この本は、実際にUNIXで仕事を始める人だけじゃなくて、すでにUNIXのことをいっぱい知っている人、仕事をさせる側の人に読んでもらって、教科書として使ってもらった方がいいかもしれないですね。

ko そういう意味では、はじめてUNIXで仕事をする人が買う本ではなくて、はじめてUNIXで仕事をする人を使う人が買う本、勧める本なのかもしれない。

kimoto もともと研修用のテキストですからね。

inajima 細かい内容というよりは、こういうことを知っていればいいんだーっていう雰囲気をつかんでもらえればいいかなと思ってます。全体的に難しい内容じゃないんで、一気に全部ばーっと読んでほしいかな。

ko 流し読めるくらいの難しさだよね。

inajima はじめての人向けの内容なので、全体像をつかむみたいな感じで読んでもらって、詳しいことが知りたくなったら、それぞれの分野の詳しい本などで調べてもらうのがいいかな。この本を切り口にして深いところに入っていってもらう感じというか。

kimoto うん、どんどんいろんなことを知って、はやく一緒に話ができるレベルになって欲しいですよね。

みんなの「はじめてのUNIX」

yuki そういえば、皆さんが初めてUNIXに触ったのはいつ頃だったんですか?

kimoto 私は1991年大学入学です。初めて計算機のUNIXワークステーションのアカウントをもらったのが1992年。世代としては、CISC NEWS(ソニーのワークステーション)がまだ現役で、RISC NEWSでリプレースされつつあるという時代。BSDは4.3のころです。あの当時は文系でもUNIXの使い方をやってたんですよ。

yuki 文系でもUNIXの講義をやっていたってことですか?

kimoto 今回の本の1章くらいのことはやっていたって、1学年下のうちの奥さんから聞きました。

ko それは学校にもよるんじゃないかなぁ?

kimoto 当時、まだWindowsは3.0とかで…

yuki まだWindows95とか出てなくて、ちょうどパソコン的なのは流行りはじめたかな、くらいな感じで(笑)

真面目に語るko

真面目に語るko

ko PC-9801でしょう。台数的にはPC-9801の方が日本国内は多かったと思うので。PC-9801の上でワープロを使うとか、そういうのが数としては多かったと思う。

kimoto inajimaくんは大学で何やったの?大学でUNIXの授業とか講義とか、何やってました?

inajima 大学の計算機室で授業に使われていたのはSolarisでしたよ。

kimoto えー!Solarisっていう時点で、SunOSじゃない時点で新しい…(笑)

yuki ちなみに何年ですか?

inajima 2000年?かな?ただ、在学中にWindowsとLinuxのデュアルブート環境に全部入れ替えられてしまったんですよね。たぶん、大学3年か4年の時。その時には基礎的な講義は終わっていたので、実際にその環境を触ったことはないんですけどね。

yuki koさんは…?

ko 最初に触ったのはPDP11でV7(?)を起動するとか、計算機センターのVAXのアカウントをもらったこと、研究室でUNIX V6のソースの読み会をしたことかな。

kimoto あー、その話、研究室の先輩から聞いたことあります。

ko ブートしてからinitが起動するまでをみんなで読んだりしてたっていうのを覚えてる。

yuki それは何年ですか?

ko 僕が大学に入学したのは1983年。[1]

inajima 1歳ですね(笑)

ko この間でだいぶ離れてる(笑)

創夢ってどういう会社?

yuki 皆さんが考える「創夢」っていう会社はどういう会社なのかというのを一言でお願いします。

ko こういう本を書ける人がいるところだよ、かな。

yuki 「こういう本を書ける人」というのは?

ko 人に教えるというのは難しいスキルで、説明するためにはその説明する対象を何倍も何十倍も知っていないとできない。なので、自分の知っている知識のどの部分を教えれば適切にその人に重要な情報が伝わるのかが判断できる人がいるよ、ということかな。

kimoto まあ、社員全員がそういうスキルを持っているというわけではないけれど、そういう人が多いですよ、ということですかね。

yuki inajimaさんは?

inajima 僕は一言でいうと「自由」。ただ、自由は自由なんだけど、どういう意味で自由かって言われると、うーん…。

ko freeかlibertyか?(笑)

inajima 個別の仕事が自由かといわれるとそうでもない。技術者としての生活、自分としてはこういうやり方がやりやすいとか、そういう点については本当に自由に好きなようにやれるところかなと思いますね。

yuki 結果を出すために自分の持っているいろいろな知識や情報を自由に使って、結果を導き出してくれればいいよ、というようなイメージですかね?

inajima 技術的なことをやっている人たちって、決められた場所で決められた時間仕事をすることが重要じゃない場合もあるじゃないですか。自宅で作業したり、昼過ぎから作業開始したりしても成果が出てれば本来はいいみたいな。でも、理想ではそう言っていても現実的にはそれほど自由に生活できない会社って結構あると思うんですよ。

これが創夢の場合は自由と言ったら本当に自由なんです。13時や14時に出社する人もたくさんいますし、それで早く来いとか早く帰れと言われることはない。もちろん仕事内容によっては必要な制約がある場合もありますが、そういうものさえなければ、好きな時間に来て仕事して、好きな時間に帰ればいいし、自宅作業にしてもいい。前にお客さんから「創夢さんは学生が想像するソフト屋さんっぽい会社だ」と言われたこともあります(笑)

yuki kimotoさんはどんな会社だと思われますか?

kimoto こういう本を作ってみたいです、って言い出した時に、面白そうだからやってみてごらんと言ってもらえる会社だと思います。僕は本当に好きに、というか自由にやらせてもらってますが。

yuki アイデアを実現させてもらえる環境があるっていうことですか?これがやってみたいとかこれをやってみようかなって思ったときにサポートはしてもらえる体制があるという感じ?

kimoto うちの会社は研究所ではないので、アイデア一発で何かやれっていうわけでもないし、ベンチャーでもないのでアイデア出して金稼げっていうわけではないので、アイデアと自分の仕事と業績がうまくリンクできる仕組みができているかというとできていないんだけれど、これは社会にとっても会社にとってもよいことだよね、と思ったときに、その価値観を共有できて認めてもらえる会社だというのはあると思います。

今回も、こういう教科書はあった方がいいよねと思っている人は他にもいるはずだっていうのを理解してくれて、バックアップしてくれて、みんなでやりましょうということで動かさせてくれたっていうのはたぶん、そういうことかなと思います。

ko 現実問題として、コストがどれくらいかかるかによって変わってくるから一概には言えないけど、創業者が全員エンジニアで、好きなこと、面白いと思うことをやりたい連中が集まって作った会社なので、面白そうな話はみんな乗ってくる。乗せたければ、面白そうな話を持ってくればいい。

kimoto コストは元手として技術者の時間を消費するものなので、裁量労働制の扱いと相まって、わりと混とんとした話になるじゃないですか。そこを前面に出すといろいろと誤解を受けそうな話になるんですが、現実はそうなんですよね。

ko ルールとしてどこまでやっていいかというのがきっちり決められてるわけではないので、自分でちゃんと考えて状況との折り合いを付ける力が求められる。

yuki なるほど。

どんな人と一緒に働きたいか?

yuki 書籍の話からは離れますが、みなさんはどんな人と一緒に働きたいですか?

kimoto 僕自身がそうだったんですが、実際に創夢の人と一緒に仕事をしてみて、あ、この人たちと一緒に仕事をしたいので、創夢に来ました、という人。たとえば、WIDEで一緒に活動して、面白そうな会社だと思ったとか、コミュニティ活動で創夢の人と活動して面白そうだと思ったとか、実際に創夢の人と触れてみて、興味を持ってもらって来たいと言ってもらえるような人がきてくれると一番うれしいかなと思う。

inajima どんな分野でもいいけど何かこだわりを持っている人。技術的なことをやっていると、わかりきったことしか知らない人って面白くない。自分が知らないことを知っている人とか、知ってる知らないじゃなくてこだわりっていう部分でもいいんだけど、僕はそこは気にならなかったけど、なるほど、そういうところも気になる人もいるんだ、とか、そこはそういう考え方もできるんだっていうことがわかるだけでも、純粋に面白いですよね。特別どの分野とかそういう特定はないですけど、何かこだわりのある人が来てくれるとうれしいかな。

ko 僕は、個人的には多様性を強く信じているところがあって、いろんな人がいないとダメだと思っていて。似ている人だけだと発展がないと思っているので、できるだけ今いるタイプじゃない人に来てほしいと思っているかな。

inajimaくんの話ともちょっと絡むんだけど、誰とも違うものがあるといいなぁという気がする。それから、ちょっと視点が違うけど、女性のエンジニアにもぜひ来てほしいと思ってる。過去、何人か女性のエンジニアがいたこともあったけれど、みんなやめてしまって寂しいので、辞めた理由はそれぞれあると思うんだけど、女性のエンジニアでもちゃんと楽しんで仕事ができる環境は作りたいと思ってます。

今後の展望(野望)

yuki 何か最後に言い残したこととか、言っておきたいことがあれば。

kimoto 増刷はしなくていいけど、来年改訂版が出せるくらい売れてほしいなぁと思ってます(笑)

inajima 改訂版は出したいですよね。

ko 書籍として形にしてみると、ああ、これも書きたかった、あれもぬけてるなぁというのが結構出てくるので。

yuki この本も、改訂版が出せるくらい売れると嬉しいですね。本日は、お忙しいところありがとうございました。

著者経歴

木本雅彦(kimoto) 1972年生まれ。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士課程修了。博士(理学)。2003年より株式会社創夢に勤務。カーネルドライバ開発から、ネットワークアプリケーション、Webアプリケーション開発までの幅広いレイヤーをこなす。普段はFreeBSDをメインの生活環境として使う。また、2007年より小説家としての執筆活動も行う。主な著作に「くあっどぴゅあ」(ファミ通文庫)、「星の舞台からみてる」(ハヤカワ文庫JA)、「人生リセットボタン」(PHP研究所)などがある。UNIX技術者と小説家の両方の経験を活かし、ASCII.Technologies上で、IT業界小説「株式会社初台アーバンギルド」を連載していた。

松山直道(ko) 1964年東京生まれ。株式会社創夢創業メンバー兼現取締役。WIDEプロジェクトに初期から参加しており、主にインターネット関連の研究活動等に従事。特にIPv6関連技術の研究開発や普及を推進するコミュニティにおいて積極的に活動している。またルータ等ネットワーク関連機器類の開発業務にも携わる。社内のCISO(最高情報セキュリティ責任者)を務める。自宅のネットワークは、10年以上前から/29と/48のデュアルスタック。日本UNIXユーザ会幹事。

稲島大輔(inajima) 1982年生まれ。2007年より株式会社創夢に勤務。組み込み機器へのブートローダー・カーネルの移植から、ネットワークプロトコルの実装など、主に低位層から中位層の業務を担当。趣味では関数型言語でアプリをつくったりすることの方が多い。UNIX環境としては2014年現在でもデスクトップ・サーバともにNetBSDを常用。pkgsrcを気に入っている。

[1]実際には大学で UNIX に触れる前に、創夢の仕事で System III を使っていた。
記事執筆者: yuki
記事公開日:2014年05月28日
最終更新日:2014年06月11日
更新履歴:2014年06月11日:typo修正